成功事例
商品管理レベル向上による
コスト削減
在庫管理の効率化と売り場への展開
経営上の背景
外部環境要因
- ・ドラッグストア市場は飽和状態にあり、地域ニーズの取り込み、コンビニエンスストアとの差別化が必須
- ・地域需要に応える小商圏型が多く、独自性が求められる
内部環境要因
- ・地域集中出店戦略によって、中国地域に本拠を置くドラッグストアでは上位3社に入る
- ・取扱商品点数が多く、在庫管理活動が煩雑になっている
- ・過剰在庫は新商品投入の阻害要因となり、機会損失が発生している
解決プロセス後に得られた成果
重点商品の商品回転率が向上し、販売の機会損失を防止しつつ、在庫削減が実現した
解決プロセス
「現状把握と整理」
目的
全店での在庫管理プロセスの確認
- プロジェクト推進体制の構築
- 店舗在庫管理の問題点の洗い出し
- 重点管理商品群の選定
- 全社改善アクションの策定
- ポイント
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- ・現状の基準の把握①在庫評価基準②在庫差異③商品移動処理方法④発注リードタイム 等
- ・重点管理商品は、売上高占有率が高く、利益率の高い商品群を選定する
- ・
「管理基準の策定」
目的
全店統一管理基準の明確化
- 在庫削減方針の説明による啓発
- モデル店舗への改善プランの試行
- 売れ筋・死に筋管理体制整備など在庫削減方針の明確化
- 在庫削減目標の明確化
- ポイント
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- ・店長など管理職への在庫削減に関わる認識共有と知識付与
- ・モデル店舗での試行的な改善策の推進と効果の検証
- ・売れ筋、死に筋を管理基準策定時には改廃ルール、在庫処分方法を検討する
- ・
「具体的改善活動の実施と定着化」
目的
結果の検証・改善を繰り返した管理レベル向上
- 全社的在庫削減キャンペーン(CP)の実施
- 重点商品の棚割り企画の推進
- その他活動の実施①在庫処分方法の具体化②仕入れ活動の見直し 等
- 実施結果の本部へのフィードバック
- 在庫管理の定着化に向けた継続的活動
- ポイント
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- ・CPなどモチベーションアップ策の推進で、改善目標を現場へ浸透させる
- ・店舗イメージの創出には、売り場面積の違いや全店統一棚割と個店棚割りの整合性の検討が必要
- ・
企業概要
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企業名
株式会社PP
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事業内容
小売業(ドラッグストア)
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資本金
49百万円
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従業員数
1,275人(正社員347人)
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売上高
32,780百万円(平成24年9月期)