成功事例
保管ルール徹底による仕掛在庫削減
仕掛在庫削減活動を通じた意識改革
経営上の背景
外部環境要因
- ・製品がかさばるため海外生産が難しい
- ・国内の価格競争が激化
- ・大量需要への対応と特注品への即時対応が必要
内部環境要因
- ・取扱製品の全国的な知名度と高い品質と技術の評価
- ・一貫生産、少品種大量生産と多品種少量生産ラインを併設
- ・探す等ムダな作業が多い
- ・仕掛在庫が増えやすい
- ・イレギュラー生産が常態化
解決プロセス後に得られた成果
自立活動改善風土の芽生えと全仕掛在庫55%の削減を実現した
解決プロセス
「現状把握と実行体制構築」
目的
体制整備と優先解決課題の特定
- 現状把握と問題整理
- 改善項目の設定
- 優先順位の決定
- プロジェクト体制の構築
- 改善目標設定
- 改善策の検討
- 全社的改善基本計画の作成
- ポイント
-
- ・捨てることへの意識改革を促す
- ・
「生産・現場ルールの見直しと厳守」
目的
改善試行計画の作成と試行
- 問題点・対策シートの作成
- 材料・備品の保管見直し
- 仕掛品の保管ルール見直し
- ルールの周知徹底
- 余剰・不要在庫の廃棄
- 在庫削減を通じた意識改善
- ポイント
-
- ・仕掛在庫へ社内常識を改革する。改善を通じて、メンバーにノウハウを習得させる
- ・
「継続課題の整理と取組み方針検討」
目的
実施管理の定着化
- 試行結果のレビュー
- 仕掛品を抑制する生産基準への改訂及び順守徹底
- 作業手順書の改訂
- 継続改善に向けた社内プロジェクトの推進
- ポイント
-
- ・在庫スペースを削減することによるメリット(空きスペースの活用)を実感する
- ・
企業概要
-
企業名
AS株式会社
-
事業内容
スチール製オフィス家具製造
-
資本金
80百万円
-
従業員数
175人
-
売上高
3,100百万円(平成30年12月期)