成功事例

部品供給基盤強化による生産性の向上

ムダのない高効率生産組立をサポートする部品物流業務の構築

経営上の背景

外部環境要因

  • 国内市場は今後はほぼ横ばい
  • 成長市場の東南アジアは欧州製品との競争激化
  • 社外倉庫返却が迫っている
  • 環境規制に向けた販売・サービス体制整備と印刷機開発の加速が必要

内部環境要因

  • 受注増加により工場内の部品保管スペースが不足
  • 社外倉庫に仕掛品を一時保管するため物流ロスが大きい
  • 物流業務改善を実現するため大型倉庫を新設

解決プロセス後に得られた成果

外部倉庫保管費用が約90%低減した。ルール化・管理の仕組みが統一されて部品供給の基盤が整備された

解決プロセス

「プロジェクト体制構築と現状把握」

目的

体制整備と意識醸成

  1. プロジェクト体制の構築①体制構築②活動全体の共有
  2. あるべき姿の検討
  3. 現状把握①現状の部品納入の流れ②完成品の搬出の流れ
  4. 課題(ギャップ)の明確化
  5. 改善計画の方向性検討
ポイント
  • メンバー全体であるべき姿を共有し、そのギャップ(課題)を検討する

STEP2へ進む

「3現主義に基づく徹底的な現場調査」

目的

業務の流れと管理の仕組みの把握

  1. 部品管理の現状把握①原単位②部品構成
  2. 部品搬入・保管単位の把握①リードタイム②置き場面積算出方法③工程供給情報等
  3. モデル活動・工程計画立案
  4. 計画内容の精査①搬送計画の検討②JIT体制の検討③倉庫内レイアウト検討等
  5. 新倉庫への部品集約
ポイント
  • 社内にモデル工程を定めて実験的に改善を実施する

STEP3へ進む

「モデル工程の選定と改善の実施」

目的

業務標準化への準備

  1. モデル工程の改善実施①モノの流れの確認
  2. 試験運用の実施①不具合確認②繰り返し
  3. 倉庫業務の流れの確認①試験運用②問題共有・改善繰り返し
  4. 改善項目の整備
  5. 情報共有の仕組み構築
  6. モデル工程の成果を横展開する計画立案
ポイント
  • 生産速度に合わせた最適な供給速度の確認。問題点の発見、改善を繰り返して運用精度を高める

企業概要

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