成功事例
市場開拓に向けた衛生管理体制の構築
HACCP認証に向けた社内体制の構築
経営上の背景
外部環境要因
- ・HACCP認証の義務化等、一定水準以上の衛生管理体制を構築することは食品業界では必須
内部環境要因
- ・省人化で海外生産品と勝負できる価格競争力
- ・衛生管理体制構築が進んでいない
- ・大手商社の流通ネットワークで全国的な販路を保有
- ・今後の海外へ展開を積極的に推進できる体制が課題
解決プロセス後に得られた成果
HACCP認証取得の取り組みを通じて、文書化・管理の仕組み構築が進んだ。JSF-B規格のHACCP認証を取得した
解決プロセス
「プロジェクト体制構築と現状把握」
目的
活動の中心となる「衛生管理チーム」の立ち上げと現状調査
- プロジェクト推進体制の構築
- チームの権限と責任の明確化
- 5S教育と実践
- 食品製造の衛生管理教育の実施
- 工場内の衛生管理区域の決定と明示
- ポイント
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- ・5S知識を付与した上で、実際に工場内の現状把握・問題点の抽出を行う
- ・
「衛生管理体制の構築」
目的
ISO22000・HACCP基準を活用した管理体制構築
- 衛生管理体制の構築
- 製造工程図(フローダイアグラム)の作成
- ハザード分析
- 管理基準・管理水準・管理方法の決定
- 管理基準を逸脱時の処置方法検討
- 衛生管理手順の作成(PRP・OPRP・CCP)
- 生産工程の手順文書化
- ポイント
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- ・ISO22000やHACCPで求められる管理基準を活用し、工程分解を行って、どの工程にリスクがあるのかを検討する
- ・
「衛生管理体制の運用スタート」
目的
HACCP導入に向けた事前準備
- 検討・決定事項の現場へ適用
- 継続改善に向けての社内組織体制の維持
- HACCP認証への取組み推進
- ポイント
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- ・安全安心を「科学的な根拠」で証明できるかどうかを検証する
- ・
企業概要
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企業名
株式会社SS
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事業内容
めん類製造・販売業
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資本金
10百万円
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従業員数
30人(正社員30人)
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売上高
830百万円(令和2年8月期)